会社まで自転車通勤して交通費を節約できたら…。
そんなことを誰もが一度は考えるのではないでしょうか。
わたしの友人の会社は交通手段にかかわらず、距離に応じて通勤手当が支給されます。
通勤手当の使い道は自由で、そのお金で自転車を買ってもいいし車を買ってもいい。
これは違法ではなく、会社の規定によるものです。
不正に浮かすのは違法となる可能性がありますので、会社に確認してください。
友人の場合は通勤手当を自転車、ロードバイクの購入にあてました。
現在はロードバイクで趣味も兼ねた通勤を楽しみつつ、通勤手当を節約しているようです。
あえて遠くに住む
会社の通勤手当は、家から会社までの最短経路の交通費が支給されます。
友人は通勤手当が多く支給されるよう、あえて会社から離れた場所に住んでいます。
その場所は、バス・電車・電車・バス、というように、通勤するには非常に不便になる場所となっています。
会社までは15kmほどらしいのですが、交通機関を使うととても面倒ですよね。
乗り物を多く使うことにより、それだけ交通費がかかります。
これを応用することにより、片道で750円、往復で1,500円かかることになり、1ヶ月で20日通勤するとして、1,500円 x 20日 = 30,000円になります。
友人は一ヶ月の通勤手当、30,000円を節約できているそうです。
うらやましい話ですね!
雨の日は車で通勤
毎日自転車通勤するといっても雨の日はバス電車を使うんでしょ?
そうしたら結局定期買ったほうがお得でプラマイゼロじゃん!と尋ねた事があります。
友人は会社の近くに実家があるようで、雨の日は車で実家に向かい、そこから徒歩で通勤しています。
駐車場代がかかることもなく、これもまたかなりの節約効果となっているようです。
断固として、公共の交通機関は使用しないようですね。
人が多く、混雑するような場所が苦手なのだそうです。
通勤時間帯である朝と夕方は渋滞する事が多いようで、そこが悩みの種なんだとか。
おわりに
通勤手当を浮かすことができれば、絶大な節約効果になりそうですね。
毎月30,000円も入ってきたらと思うと…
給料でも30,000円アップなんて至難の技です。
わたしの会社だと10年はかかるのではないでしょうか…。
これから就職や転職を考えている方は、通勤手当の支給がどのようになっているかチェックしてみてはいかがでしょうか。
生活保護で支給されたお金でパチンコに行く人のニュースを思い出しました。
制度上問題なく不正ではないが、本来とは違う用途で支給されたお金を使っている点。
そのことに対して本人がなんの疑問も持っていなさそうな点。
以上2点がそっくりだなと思いました。
ご友人の行為は不正ではありませんしそれを責める意図はまったくありません。
詳しい事情まではわかりませんが、いろんな情報を集めた結果、こういった制度は会社側の負荷を減らすための対応だとわたしは考えています。
自転車通勤をするといっても自転車の購入、タイヤなどの消耗品、雨の日は公共の交通機関を利用する…。
そういったことを考えると交通費がゼロというわけではありませんよね。
健康のため、エコのため、理由はいろいろありますが、通勤手当が出ないとなると自転車通勤は損することになります。
そうなると、不正に申請する人がどうしても出てきてしまうようです。
会社側が厳しく取り締まったり、問題に対応するコストを考えると、一律距離に応じて通勤手当を出してしまった方が管理が楽なのでしょう。
これにより公平さが生まれ、不正な申請がなくなるのではないでしょうか。
つまり、不正な申請を取り締まるのではなく、不正を起こさせないための仕組みを作った、ということですね。
自転車通勤をそもそも禁止するといった会社も、背景としてはそういうことなのかもしれません。
わたしの友人もこういった背景事情を理解した上でのことかもしれませんね。