ヒルクライムで好成績を残したい、と思う方は多いことでしょう。
ではどのようにすれば効率よく走ることができるのか?
ヒルクライムは基本的にはひたすら登るだけで、ほとんど工夫する必要がありません。
これがクリテリウムやエンデューロであれば風よけなど考えるとずいぶん戦力性のあるものになるのですが。
そんなヒルクライムではありますが、わたしなりに工夫している点があります。
今回はわたしのヒルクライムでの工夫、コーナーでのラインの取り方について書かせていただきます。
ヒルクライムでのコーナーは外側を走る
これは意見の分かれるところだと思います。
わたしはコーナーでは外側、アウト側を走るようにしています。
それはなぜか、細かく説明していきます。
内側も外側も仕事量は同じになる
コーナーの内側を走る場合、距離は短くなりますが、斜度が大きくなります。
外側を走ることにより、距離は長くなってしまうのですが、斜度が小さくなります。
物理的な話をすれば、内側も外側も、結果的に仕事量は同じになります。
ただし、これは自転車で見ればの話です。
斜度が小さい場合、惰性で走ることができる
コーナーの外側を走ることの最大のメリットは、惰性で走ることができるということです。
たとえば、距離を短くしようとしてコーナーの内側を走ったとします。
きつい斜度により、自転車を漕ぐことで発生する惰性の力は発生しません。
コーナーを抜け切ったころにはもう一度しっかり漕いで加速する必要があります。
一方、距離は長くなりますがコーナーの外側を走ったとします。
ゆるい斜度により、自転車を漕ぐことで惰性の力が味方になります。
コーナーを抜け切るころにはそれなりの速度を維持しています。
コーナーの中だけで見ればかかる時間はほぼ同じ
これはわたしの実体験です。
割と多くの方がコーナーの内側を走っていきます。
わたしのように外側を走るのは少数ですね。
そんな中でコーナーにさしかかったところ、だいたいコーナーに入る時と出る時で、内側と外側、どちらを走ってもコーナーでかかる時間はほぼ変わりはありません。
しかし、コーナーを抜けたところでは、あきらかに外側を走ってきた人のほうが速度を維持しています。
ここで結構差が出ますね。
おわりに
わたしは都合上お金と時間をロードバイクにかけられません。
こういった小さな工夫を積み重ねることで、ヒルクライムレースで上位10%という成績を維持しています。
どうしても信じられない、決められない、という方は、あえて中央を走るという選択もありかと思います。