ロードバイクにおいて、もっともスピードに影響が出るパーツはなんだと思いますか?
これは断言しますが、ホイールです。極端な話をしますと、100万のロードバイクに1万円のホイールを装着するより、10万のロードバイクに10万のホイールを装着したほうが速いです。
現実は100万のロードバイクを買う人は何十万とするホイールを買うと思います。
ホイールの種類は大きく分けて2種類、アルミとカーボン
ホイールの素材にはいろんなものがあります。
アルミのホイールやカーボンのホイール、レースとして使用するようなホイールは10万以上のものが選ばれることが多いです。
わたしはヒルクライムレースで上位10%以内にいますが、3万ぐらいのホイールでも十分だと考えています。
高ければいいものに間違いはありませんが、高くなるにつれ費用対効果は小さくなっていきます。
しかし、ホイールはもっともコストパフォーマンスの優れた、効果の期待できる交換パーツです。
メリットデメリットを理解して、検討していただければと思います。
アルミホイールのメリット、デメリット
アルミホイールのメリットとしては、軽量でありながらも比較的コストが安いことです。
重量としてもカーボンホイールに負けていません。
何より、アルミの特徴である剛性の高さがあるため、むしろカーボンより私は好きです。
なんでもかんでもカーボン!よりもアルミで十分レースは戦えます。
ヒルクライムには向いています。
デメリットとしては、これもまた剛性が高いところです。
人によっては乗り心地が〜と言われたり、フレームによっては相性の悪い場合もあります。
しかし全体的に評価して、やはりデメリットのほうが小さいですね。
カーボンホイールのメリット、デメリット
カーボンホイールのメリットは、ディープリムホイールが多く、平地では空気抵抗が低いです。
そのため、高速巡航がかなり楽になります。
ディープリムホイールになるとスポークが短くなります。
これによって得られる恩恵は、剛性が上がるということです。
つまり、軽くて空気抵抗の少ない、剛性の高いホイールとなります。
これの意味することは、ヒルクライムも平地も、どっちもいけるホイールということです。
デメリットとしては、カーボンならではの繊細さでしょうか。
長いくだり坂ではブレーキが効きづらくなります。
というより、熱によってカーボンの接合に使われている樹脂が溶けてしまうのです。
何十万もするホイールがダメになってしまうわけですね。
なので、レースでは下り専用のホイールを山頂に届ける方が多いです。
おわりに
ホイールの性能は数十gの軽量化がフレームの数kgの軽量化に匹敵すると言われます。
速さを追求するのであれば、フレームの出費を抑えて、性能の良いホイールを買いましょう。
記事の最初の方にも書きましたが、10万のロードバイクと10万のアルミホイール、これだけでも十分すぎる性能なのです。