ロードバイクの事故で致死率の高い事故、右直とは?

0045-致死率の高い事故、右直
自転車は原則として車道を走ることになっています。

自転車の話ではないのですが、バイクの死亡事故で一番多いのが”右直”と言われています。

ちなみに“うちょく”と読みます。

つい、“みぎちょく”と呼んでしまうのはわたしだけでしょうか?

右直というとバイク事故のイメージが強いのですが、自転車でも同様に起こる事故となっています。

今回はそんな致死性の高い事故、右直についてお話させていただきます。

右直とは?

右直とは、こちらが直進していた時に、対向車が右折してきて、衝突する事故です。

どうしてこんなことが起こってしまうのか?

それは、対向車のドライバーにとって、自転車やバイクが自分の前を走っている車の死角に隠れてしまっているからなのです。

対向車のドライバーは右折したいのですが、直進車が多くてなかんか右折できません。

そんな時、直進車の間に隙間ができたとします。

すると、対向車のドライバーは”いまだ!”と思い勢いよく右折します。

ところが!直進車の間には自転車やバイクがいたりするのです…。

勢いよく右折した車と、死角にいた自転車、バイクが衝突してしまうというわけですね。

下記の動画がいい例ですね。

譲った結果…

対向車に対し、道を譲りましたが、対向車がすり抜けてくるバイクに気付かず右折してしまうことによって起こった事故です。

ロードバイクに乗っていて、混んでいる道を通ることはあると思います。

この時、渋滞にハマっている車たちを横目にさっそうと抜けられるのは良い気分ですよね。

しかしこの時、全力で車の横をすり抜けるのは非常に危険です。

注意すべきことは下記です。

歩道側に店舗などの入口がないか

この場合、車が意図的に道を空けて対向車が入れるようにしている可能性があります。

かならず原則、徐行、一時停止してから進みましょう。

マナーの悪いドライバーだと後方に自転車がいるのを認識した上で対向車に道を譲る場合もあります。

自分の前と後ろの車の間隔が空きすぎていないか

自分の前と後ろの車の間隔が空いているとき、その隙間を右折車が入ろうとする可能性があります。

自分の前の車によって、対向車の死角に入っている可能性があります。

この場合は減速などして、自分が対向車が見える位置に移動しましょう。

おわりに

もっとも危険な事故ではありますが、これは危険予測さえすれば回避可能な事故です。

健康な身体があってこそのロードバイクですので、しっかり危険予測していきましょう。

どのような危険予測かというと、とにかく相手の視界に入ることです。

殺人鬼やサイコパスでもない限り、わざと人を轢き殺そうとする人はいません。

お互い視界に入り合う、これがわたしが常に心がけている安全運転です。

1 COMMENT

香川

右直事故ですが、この様な場合もある事に留意が必要です。

これは、車道を走るロードバイクに限った話ですが、日本では、ママチャリの様な自転車が歩道通行している慣例から、ロードバイクが、堂々と車道通行している事に疎ましい感情を持っているドライバーがいる事です。

この場合、直進してくるロードバイクを認識していながら、敢えて遮ってくる行為をしてくる事を想定しないといけません。

この様なドライバーは、自分が強引に曲がれば、ロードバイクは撥ねられたくないだろうから、急停止するだろう と考えて行動してくる連中です。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA