ロードバイクのタイヤにクリンチャータイヤを選んだ時、チューブは何を使おうか悩んでしまいますよね。
チューブの重量や素材など、選ぶ要素がいくつかあります。
チューブはタイヤと同じように、走行性能に関わる大切なパーツです。
よくホイール周りの重量が10g違えば、体感で1kg変わると言われるほどに。
今回はタイヤチューブについてご紹介します。
クリンチャータイヤのチューブ選び、3つのポイント!
ロードバイクのチューブは普通の自転車とは異なった専用のチューブになります。
チューブを購入する際には下記の点にご注意ください。
バルブの形状
おそらくほとんどの方は間違えることはないと思いますが念のため。
ロードバイクでは、ほとんどのもが仏式バルブというものが使われています。
バルブが細長いやつですね。
(長くないのもありますが)
ホイールのリム高が高いものがあったりするため、バルブの長さには注意してください。
ギリギリを選ぶと空気入れが装着できなかったりします。
わたしはいつも、ひとまわり大き目を選ぶようにしています。
チューブの太さ
チューブの太さを間違えると装着できない場合があります。
タイヤとチューブはセットだと考えておいてください。
基本的には700x23Cか700x25Cというものになります。
23C、25Cの部分がタイヤの太さを表しています。
数字が小さい方がタイヤが細いです。
一般的にタイヤが細いほうが接地面が少なくなり、抵抗も少なくなり速く走ることができます。
細ければ細いほど速いのか?と聞かれれば答えはノーです。
感じることはないかもしれませんが、わずかなバランスが取りづらさからエネルギーのロスを発生させてしまうかもしれません。
そのため、21Cという太さのタイヤもありますが23Cのほうが圧倒的に選ばれているのです。
(他にも21Cにはデメリットがありますがそれはまた別の記事にて)
そのせいか、最近では細いタイヤよりもある程度太さのある25Cのほうが効率良いのではないかといった風潮があります。
実際に、ロードバイク購入時に標準搭載されているタイヤは25Cだったりするものも多いです。
安全のためにもタイヤは太い方がいいと思いますので、ヒルクライムといった軽量化を意識しないのであれば25Cがわたしのおすすめです。
チューブの種類
チューブには大きく分けてブチルとラテックスがあります。
ブチルは石油、化学合成によって作られたものです。
ブチルは軽量なものからパンク耐性の高いものまでラインナップが豊富です。
軽量なものほどレース、決戦仕様でパンク耐性が低いです。
とはいえそう簡単にパンクすることはないとは思いますが、通勤では使用するのを控えたいレベルです。
ちなみにわたしはパナレーサーのR Airを決戦用として使用しています。
ラテックスは天然ゴムを使用しています。
ラインナップはブチルと比較して少ないですが、それなりに軽くてパンク耐性が高いのが特徴です。
ゴムがよく伸びるため、多少の異物を踏んでも穴があきません。
ただし、絶対に穴が開かないというものではないので過信は禁物。
異物は踏まないに越したことはありません。
さらに走行性能が良いです。
ブチルより多少重たくなってしまいますが、その分を帳消しにできるとわたしは考えています。
ブチルかラテックス、どちらを選べば良いか悩ましいところです。
ちなみにわたしは単純に重量とコストパフォーマンスからブチルのR Airを選びました。
おわりに
ロードバイクのチューブは消耗品です。
通勤用なのかレース用なのか、いろいろと迷うところはありますが、コストパフォーマンスまで考えるとやはりブチルに軍配が上がります。
ロードバイクに乗る上でパンクはつきものです。
チューブを買う時はその予備まで購入することをおすすめします。