ロードバイクの速さを追求する上で、地面と接するタイヤの選択は非常に重要です。
重量を機にするのはもちろんのことですが、転がり抵抗と呼ばれる要素も存在します。
これはいかに抵抗を受けず、転がりやすいかどうかという指標ですね。
またその他にも、レースなどに参加しない場合でも耐久性はきになるところです。
今回はロードバイクのタイヤについてご紹介します。
タイヤ選びはもっともコスパの良い改良
ロードバイクの速さには重量が関わってくることが多いです。
軽ければ軽いほど速い、と考えてほぼ間違いないです。
その中でもホイールを軽量化することがもっとも効果的と言われています。
そしてタイヤもまたホイールの一部とみなすことができます。
ホイールの重量が100g軽いと全体で1kg軽い、そのように例えられることがロードバイクの世界では多々あります。
つまりそれだけホイールの軽量化が重要であると同時に、タイヤの軽量化も重要ということです。
逆に言ってしまえば、高いロードバイクや高いホイールが買えない!という方はタイヤだけ良いものを選べばいいんです。
タイヤの軽量化は最もコストパフォーマンスの良い軽量化です。
ロードバイクのタイヤの種類はどんなものがあるのか?
では具体的にどのようなタイヤを選べば良いのか?
ロードバイクのタイヤには3種類あります。
- クリンチャータイヤ
- チューブラータイヤ
- チューブレスタイヤ
それぞれ説明していきます。
攻守ともに優れたクリンチャータイヤ
もっとも普及している、現時点で一般的なタイヤです。
タイヤの中にチューブが入っているものです。
WO(ワイヤードオン)と呼ぶことも多いです。
メリットは安価でラインナップも豊富、パンク修理が容易で軽量化も容易です。
デメリットはパンクしやすいことです。
といってもタイヤのメーカー、種類によっては耐パンク性能が高いものもたくさんあります。
パンクしてもチューブはコンパクトなため持ち運びは楽です。
攻めのチューブラータイヤ
タイヤとチューブが一体になったものです。
クリンチャータイヤと異なり、タイヤとチューブの間に発生する若干の摩擦がないため、抵抗が少なくなります。
メリットは耐パンク性に優れ、現時点ではもっとも速さを追求できるタイヤです。
デメリットはパンクした場合にタイヤごと交換となることです。
常にタイヤを持ち歩くのは大変なため、決戦用としたほうが良いかもしれません。
そしてタイヤが高いです…。
今後の展開に期待のチューブレスタイヤ
現在もっとも注目されているタイヤで、チューブが存在しないタイヤです。
メリットはチューブが存在しないため、耐パンク性に非常に優れています。
このタイヤがパンクするケースは異物がタイヤに刺さった場合になりますが、タイヤが破れて空気が漏れても、タイヤの状態が縮む方向に進むため穴が小さくなります。
そのため急激に空気が抜けることがなくスローパンクといってゆっくりパンクします。
万が一パンクしても割りと安全かもしれません。
デメリットはチューブがないにも関わらず、重いものが多く、まだラインナップも少ないことです。
おそらくチューブがないため、タイヤ自体の耐久性を上げた結果でしょう。
パンクした場合はクリンチャータイヤのチューブが使えます。
おわりに
以上を踏まえた上で、私の考察は下記です。
普段の通勤や週末ライドは、クリンチャー>チューブレス>チューブラー
レースなどでは、チューブラー>クリンチャー>チューブレス
コストパフォーマンスで考えるとクリンチャーが優勢です。
クリンチャータイヤはラインナップが豊富ですので。