ロードバイクのフレームについて、どれを買えばいいのかお悩みではないでしょうか。
現在のトレンドとしましては、やはりカーボンフレームです。
昔と比べればずいぶん安くなりました。
なんといっても魅力的なのはその軽さ！
カーボンにしかできない、そんな強みですね。
今回はカーボンフレームのメリットとデメリットについてご説明させていただきます。
カーボンフレームのメリットとデメリット
ロードバイク業界において、カーボンフレームは現在もっとも主流の素材となっています。
カーボンとは、炭素繊維強化プラスチックのことです。
かんたんに言ってしまえばカーボンは金属ではなくプラスチック、ということですね。
ここがクロモリとアルミと、大きく違う点です。
カーボンという素材は自由度が高く、独特なデザインを見かけることも多いです。
そういった点で、他の人と差をつけるのにうってつけのフレームでしょう。
その自由度の高さから剛性も高いもの、低いものもあります。
乗り手のスタイルに合わせた選び方もできるといったわkです。
メリットは下記の通りです。
- 非常に軽量。
- 柔らかいものから硬いものまで、剛性が多様。
他の素材の追随を許さないほどの軽さ
カーボンフレームの特徴はなんといってもその軽さです。
エントリーグレードのものですら、完成車の重量が7kg台です。アルミだと軽くても8～9kgです。
なので、少しカスタムするだけでかんたんに6kg台にすることができてしまいます。
クロモリフレームの場合は10kg近くあるため、ヒルクライムで大きな差が出ることは間違いありません。
ミドルグレード以上になるとカーボンフレームでも剛性の高いものが多くなります。
軽量、かつ、剛性が高い、これほどレース向きなフレームは他にありません！
デメリットは下記の通りです。
- 価格が高い。
- 耐久性が低い。
カーボンは高くて耐久性が低い
価格が下がってきたとはいえ、やはり一般庶民にはまだまだ高いです！
エントリーグレードのカーボンフレームであれば25万前後で見かけますが、ほとんどが剛性が低いものになります。
ロングライドしかしないよ〜という方であればそれでも良いかと思います。
しかし、レースもやりたい〜となると、物足りなさを感じることになりそうです。
“持って軽い、だけど、乗って重い”、そんなロードバイクです。
剛性が高いミドルグレード以上のカーボンフレームではなければ、重たくてもアルミフレームのほうがレース向きです。
また、気になるのが耐久性です。
よく言われるのが、下記のことです。
- カーボンは雨に濡れると水分を吸収して耐久性が落ちる。
- 紫外線に当てると接合部分の樹脂が劣化する。
とても繊細な素材です。
普通に乗っている分には問題ないのですが、想定外の力が加わるとクラック(ひび割れ)することがあります。
たとえば、ロードバイクを倒して駐車場の縁石にフレームがぶつかった、など。
かんたんにはクラックしないようですが、運の要素が強いようです。(当たりどころが悪いと、ということ)
こうなると修理は絶望的でほぼ廃車確定です。
カーボンの寿命は6年、そこらで買い替えを推奨している方が多いです。
おわりに
速さを追求するにミドルグレード以上のカーボンフレームを選択したいところですね。
初心者の方やレースには参加しないという方であればエントリーグレードのカーボンフレームもありです。
取り扱い注意な点は多いものの、ロードバイクの世界では軽さが正義です。
すべての方にカーボンフレームはありだと思います。
