ブログでたびたび書いていますが、わたしはMt富士ヒルクライムレースで上位10%の成績を出しています。
上位10%という成績は、Mt富士ヒルクライムではブロンズリング以上、シルバーリング未満の成績です。
このブロンズリングを狙っているサイクリストが一番多いのではないでしょうか。
わたしは普段運動をしない状態からロードバイクをはじめて、1年未満でブロンズリング取得に至りました。
そんなわたしが実践した、ヒルクライムで速く走れるコツについて御紹介します。
ステータスについて
わたしのロードバイクはCAAD10です。
型落ちのものを15万円で購入しています。
トレーニングは主に週末ヤビツ峠を1本登る程度です。
移動時間を含めて2時間ぐらいですね。
本格的な練習はこれだけで、あとは自転車通勤をしています。
その他に筋トレといった運動は一切していません。
また、ロードバイクを始める前も運動などしたことがありません。
これでヒルクライムレースでは常に上位10%をキープしています。
上位10%台の多くの方は、高価な機材を持ち、休みの日は1日中ロードバイクに乗っていることでしょう。
わたしが低価格なロードバイクと少ない練習量で上位10%の成績を出しているのは、弱者が勝つための細かいポイントをしっかり抑えているためです。
ポイント1:ヒルクライムでは下を向かない
ヒルクライムでは疲労が上半身に現れる方が多いようです。
上半身がぐったりしていて、下を向いて登っている人です。
こうなってしまうとまっすぐ走れず、ふらふら走ることになり非効率ですね。
上半身もぶれてしまって無駄なエネルギーを消費します。
こういう場合は速度を落としても良いので、しっかりと前を向き呼吸と姿勢を整えてください。
ポイント2:ペダルは”回す”より”踏む”
ロードバイクの模範的な走り方はペダルは踏み込むより回すこと、と言われますよね。
しかしそれは速い人の話です。
速い人は筋力があるのため、踏む力を使うより回したほうが効率が良いのですが、十分な筋力がない人は回す力が弱いです。
それに比べて、踏む力は回す力よりも確実に強いです。
自分の体重を乗せられますからね。
へたに意識してペダルを回すより、踏み込むことに力を入れたほうが効率が良いでしょう。
ちなみにわたしはフラットペダルでも上位10%に入れる自信があります。
ポイント3:お金をかけずに軽量化
最後に軽量化です。
ヒルクライムでは軽さが正義です。
上位10%に入る人はものすごく機材にお金をかけています。
機材ではまず勝ち目はありませんが、出来る限りのことはしましょう。
たとえば、ボトルケージ。
カーボン製のものは軽量ですが、1万近くしてとても高価です。
しかし、500mlペットボトルを収納できる小型のボトルケージとほとんど重量が変わりません。
また、通常のボトルより、500mlペットボトルのほうがはるかに軽いです。
ロードバイク用の軽量ボトルケージ+ボトル、より、500mlペットボトルケージ+500mlペットボトル、のほうが安くて軽いのです。
こういった小さな工夫を積み重ねて、機材、重量の差を埋めていきましょう。
おわりに
機材や時間をかけられないのであれば、頭を使って勝負しましょう。
上位10%までなら成績をあげることができます。
わたしが出来たのですから、きっとみなさんにもできます!
しかし、これが上位5%を目指すとなると、なかなか厳しい戦いになりますね。
これより先は機材と時間、さらに頭も使っているクライマーばかりでしょう。
はじめまして
限られた時間的、金銭的資源を有効に活用されて、
素晴らしい成果をあげられており、尊敬します。
記事も興味深く、拝読させていただいております。
質問ですが、自転車通勤時は、何か特別なことをされている、または、意識されているのでしょうか?
ご回答くだされば幸いです。
コメントありがとうございます。
わたしが自転車通勤で心がけていることは、何よりも安全第一ということです。
遠回りしてでも車の通りが少ない道を走るようにしています。
自転車通勤時はあまりトレーニングは意識していません。
意識したくても、信号が多く負荷をかけられないんですよね。
ただ、片道15kmはありますので体力維持にはつながっていると思います。
参考にしていただけるとうれしいです。