ロードバイクのタイヤにはいくつか種類があり、何を使うかで悩んでいる方も多いかと思います。
通勤や週末ライドなど、普段乗りに使われるのがクリンチャータイヤ。
レース、決戦用に使われるのがチューブラータイヤ。
そのどちらにも使えそうだと期待が高いのがチューブレスタイヤです。
今回はチューブレスタイヤについてご説明します。
チューブレスタイヤとは?
チューブレスタイヤとは、クリンチャータイヤからチューブが無くなったもの、とイメージしてもらえるとわかりやすいです。
かといってクリンチャータイヤからチューブを抜いただけでは使えませんのでご注意を。
チューブレスタイヤを使うには、チューブレスタイヤ専用ホイールが必要です。
ちなみに車やバイクのタイヤもチューブレスであり、同じような仕組みです。
チューブレスタイヤのメリット
チューブレスタイヤのメリットには下記のものがあります。
- パンク耐性が高い。
- 走行性能に優れる。
チューブレスタイヤはチューブラータイヤと同じように、リム打ちパンクというものが存在しあmせん。
異物を踏んだ時に起こる穴あきパンクだけです。
穴の小さいパンクであれば、タイヤから空気が抜けることで、タイヤが縮み、穴が締まるため、スローパンクになる傾向があります。
なのでパンクしたらすぐに走行不能ということにはならず、パンクしてバランス崩して転倒!といったリスクも低くなります。
通勤や週末ライドといった普段使いに最適です。
タイヤの中にチューブがないことにより、タイヤとチューブの摩擦がなくなります。
その分、抵抗が小さくなり、走行性能が向上します。
なのでレース、決戦用としても候補にあげられるわけです。
チューブレスタイヤのデメリット
チューブレスタイヤのでメリットには下記のものがあります。
- 軽いわけではない。
- 価格がわりと高め。
- パンクした場合、修理が大変。
残念ながら現時点ではメリットよりもデメリットのほうが少し目立ってしまっているようです。
チューブが無くなったので軽くなる!と思いきや、実はそれを差し引いても重いんです。
チューブが無くなった分、パンク耐性を上げているせいか、重いタイヤが多いです。
最近ではずいぶん改良され、レースとしても使えそうなタイヤがたくさん出てきています。
しかし、そういったものは価格が高めです。
レース用でなくても、わりと高め設定です。
チューブがないぶん節約できると思ったらそれは少し間違いです。
そしてチューブレスタイヤはホイールへの装着が困難です。
チューブがなくなったぶん、タイヤをがっちりホイールに固定させるためでしょうか。
タイヤがすごく硬いです…。
パンク修理養成タイヤと言わんばかりの装着のむずかしさでした。
手の皮がズル向けになり、結局わたしはショップに持ち込んで装着してもらいました。
パンク耐性が高いとしても、万が一パンクしたら自分での修理は難しいなぁと感じました。
タイヤの着脱のしやすさはホイールとの相性もあるようですね。
ちなみにパンク修理は、パンク箇所にパンク修理パッチをあてたり、チューブレスタイヤの中にクリンチャータイヤのチューブを入れて使うことで対応します。
おわりに
最近ではデメリットはずいぶん改善されてきているように思います。
まだまだ改良の余地があり、そして今後の進展が一番期待されるタイヤだと思います。
私もデメリットを改善していけるならチューブレスタイヤにしたいです。
パンクに強くて軽くてレースに使える、そんなタイヤが出来上がるといいですね。