“速くなりたい”
すべてのサイクリストが考えることですよね。
速くなるためにすることといえば、書籍やインターネットで情報を集めているのではないでしょうか。
わたしも速くなるために、FUNRIDEやサイクルスポーツといった雑誌をたくさん読みました。
結局はどれも似たようなことが書いており、1年を通して見ても同じようなネタの使い回しのように感じました。
ポジション、トレーニング方法について書かれており、どれも微妙に違うところがあり、結局どれを信じればいいのやら…。
行き着くところは、人の身体はみんな個人差があるということです。
雑誌やインターネットに書かれている通り、みんなが同じことをやって同じ結果、効果が出るものでしょうか?
わたしは独自の考え方を取り入れることで、ロードバイクを始めてから1年半でヒルクライムレース上位10%以内という結果を出しました。
今回はそんなわたしの速く走れるようになる考え方をご紹介します。
最高級の機材、トレーニング方法にこだわらないこと
これがわたしの考える、速くなるためのたった1つの考え方です。
雑誌やインターネットでは、性能の高いロードバイクの紹介やプロの方が教えるトレーニング方法なんてものがたくさん載っていますよね。
しかし、それがすべてのサイクリストに共通で、最適の方法であるとわたしは思いません。
多くのサイクリストが初級者〜中級者であり、プロが教えるトレーニングについていけるのでしょうか?
多くのサイクリストが家庭持ちで、50万円もするロードバイクが買えるのでしょうか?
15万のロードバイクと週末2時間の練習で上位10%に入った話
わたしは現在30歳を超えています。
若さという点では少しだけ不利な年齢です。
身長が173cmで体重が58kg、体脂肪率が11%と、少し瘦せ型?にはいるのでしょうか。
体型的には不利ではありませんが、これはロードバイクのおかげで出来上がった身体です。
普段の練習は、週末に2時間程度です。
週末に1本だけヤビツ峠に登る、それがわたしの練習のすべてです。
これだけの練習でヒルクライムレースでは上位10%以内の結果となりました。
雑誌やインターネットに書かれているロードバイクを持っていませんし、プロが教えるトレーニングも一切していません。
同じ練習をしても同じ結果にならなかった
上位10%以内となると、大半の方が高級な機材を使用し、とても多くの時間をロードバイクに費やしています。
わたしの友人Dも、週末は1日中ロードバイクに乗っています。
平日のローラー練習は欠かせません。
しかし、友人Mも同じトレーニングをしているのですが、なぜかヒルクライムレースでは上位30%台にはいるのがやっと…。
個人差もありますが、わたしなりの考察を書いてみたいと思います。
“速くなりたい”と願う人は、機材とトレーニング方法にこだわる傾向があります。
最高の機材と強度の強いトレーニングをすれば速くなる、この考え方は正しいとは思います。
正しいけれども、それが最良ではないのです。
たとえば、上級者がそれをやれば効果は高いのですが、初心者が同じことをやっても最高級のロードバイクは乗りこなせないし、強度の強いトレーニングにも耐えられません。
書籍やインターネットで書かれていることを実践するには、適したレベルというものがあるのです。
サイクリスト全体で見れば、ほとんどの方が初心者〜中級者に属しています。
それなのに、アスリートがするようなトレーニングである”メディオ&ソリア”や”インターバル”といったトレーニングをして、身体が絶えられないのです。
おわりに
結論としては、初心者〜中級者はトレーニング方法にこだわるレベルに到達していない、ということです。
速くなるために最初にすること、それは高級な機材や負荷の高いトレーニングをすることではありません。
それが絶対必要なんだ!と思い込んでしまうと、お金や時間がない人は絶対に速くなれないですよね。
ちなみにわたしがその”お金と時間のない人”です。
15万のアルミロードに週末2時間だけのトレーニングしかできませんから。
お金と時間をかけなくても上位10%以内に入れます!
お金と時間がなくて悩んでいる方は、少し視点を変えてみてはいかがでしょう。